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伝統構法 

Construction

 

木の特質を活かした伝統構法とは…

ただ単に金物を使わない木組みによる構造体を造るだけでは伝統構法の建物とは言えません。
木の在種による特性、同じ木でも使用する部位、さらに木の収縮や反りを考慮し木一本一本を適材適所に使用する事により本物の伝統構法による建築が成り立ちます。 全国に残る木造建築のお寺や神社に限らず、最近では古民家と呼ばれる古くから残る家がなぜ何十年、何百年と地震や風雨に耐えてこられたのか…
先人の知恵と技術がそれを可能にしています。

木組み

 

木材に大工が継手・仕口を加工し組み合わせることを木組みと呼びます。木材は必ず収縮するので年月が経てばボルト等にゆるみが生じてしまいますが、しっかりとした木組みで作られた建物は金属による補強は必要ありません。
さらには無垢の木に施された手刻みの綿密な継手・仕口の木組みは意匠性を伴い、空間の中でひとつのデザインとしても生きてきます。

 
土 壁

 

木組みの柱と柱の間に貫を通し、竹を縄で編み、土を塗り重ねた壁を土壁と呼びます。
土壁に使用する粘土質の土は藁・水を練り混ぜて造られており、藁の持つ微生物が繁殖・発酵する事で、塗って乾燥した時に土壁の強度を増す助けとなります。
土壁は壁そのものの強度に加え、防火性・調湿性にも優れており大切な物を長年しまっておく昔の蔵には必ずと言っていいほど使用されています。

石場建て

 

石場建てとは現代の住宅の様に家の基礎となるコンクリートに金属で緊結するということはせず、石の上に直接柱を乗せるだけの構法です。
建物が地面に固定されていないため、大地震の際に揺れが直接建物に伝わらず難を逃れることができます。また、床下に空気の流れをつくり湿気を少なくすることでシロアリや木の腐食の発生を防ぎます。

 

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